好きな音楽にまみれた男の日常

ゴッホ展 行った

ゴッホ展に行ってきた。

普段通りに起きて、朝9時少し過ぎに上野公園着。すごい人
だかり!なんの行列だろう?と思ったら「怖い絵展」。
東京都美術館は今年2回目。上野公園にある美術館に行くのは
今年3回目。我ながら珍しいもんだ。怖い絵展の行列に驚いて、
「これだったらゴッホ展は大騒ぎのはず!」と早足で目的地を
目指す。靴紐がほどけているのも構わず、エスカレーターに
乗り、地下へ。

 幸い、当日券売り場の窓口はそんなに混んでいない。ほぼ待ち
時間ゼロで当日券入手。すんごい行列かと思ったら、そんなこと
なく。開場時間は9時半と思ったけど、少し早く会場していた
ようで。美術館で当日券を購入して入場列に並んだ時点で9時半
から3分ほど前だった。入場できたのは9時半くらいだった。

 今回のゴッホ展で見たい作品は、今回の図録の表紙にも登場
している「花魁」である。ゴッホと日本の関係にポイントを据えて
開催した展覧会ってあったのかな??入り口すぐのところに
「自画像」が。ゴッホの自画像って描かれている時代によって
雰囲気が違う。今回の作品はすーっと軽く流して、目的の「花魁」に
まっしぐらであった。

 「花魁」思ったよりも大きな作品じゃない。じーっと眺める。
この作品が描かれたのが1887年。日本の鎖国が終わったのが1854年。
図録の後半に年表があるので、冷静に眺めるとすごいなぁ〜と思うん
だけど、第1回万国博覧会がパリで開催されたのが1855年。明治に
なったのが1868年。そこから西欧世界へ日本の紹介が加速と。

 へぇ〜と思うんだが、明治だよ。飛行機がある時代じゃない
でしょ。船でしょ。そんな時代に日本を海外へ積極的に紹介。
その結果として、ヨーロッパにいたゴッホの目にとまったわけでしょ。
すごいな、浪漫だな。今回の展覧会で「すごい!」と驚きかつ感激
したのが「日本人のゴッホ巡礼の記録」だ。ゴッホが亡くなったのが
1890年。それから1922年にはゴッホの作品への巡礼の記録が残っている。
記録が残っているんだよ!すごい!その映像もあるんだぜ!唖然だよ。
というのが、1階に展示されている。今回の展覧会だとゴッホの絵だけを
見て「唖然」となるよりも浮世絵も展示されていて「日本」との関係を
わかりやすく展示されていてよかった。ゴッホの絵ってそんなに昔から
日本人の心を捉えていたんだ!と感心。