好きな音楽にまみれた男の日常

Conversations With Myself

ビル・エヴァンスを聴く場合、「Waltz For Debby」(1961年),

「Portrait In Jazz」(1959年)を聴いて次に何を聴こうか?と。

深々と頭を下げて演奏している姿が非常に印象的な

「The Complete Live At Village Vanguard」(1961年)を

聴いちゃうのが素直な流れなのかもしれない。

 エヴァンス→ピアノトリオという連想ゲームにぴったりとハマる。だけどね、

そういう流れは素直すぎて面白くない!もう少し違ったエヴァンスはないのか!と

いう方にオススメなのが「Conversations With Myself」(1963)。

 このアルバム、ピアノトリオではない。ピアノだけのソロアルバム。

ピアノ1台での演奏じゃない。ピアノの多重録音。ピアノ3台での演奏。

なにそれ?って感じだけど、一曲目に収録されているのが「’Round Midnight」

だから少々落ち着いた気持ちで聴けるはず。でも演奏は面白い! 

この作品から15年後に「New Conversations」(1978)を発表するけど、

この作品はピアノだけじゃなくて、エレピも入っているからね。