好きな音楽にまみれた男の日常

教養としてのJAZZについて

教養としてのJAZZ。そういうキーワードで何枚かアルバムを選ぼうか?と。
そう思いつつも、「教養としての」という言葉に若干の引っ掛かりを感じる。
教養ってなに?って事だ。音楽を聴くにあたって、音として聴こえていれば
いい人と音楽のジャンルやARTISTに関してこだわりを持つ人に分けられる
だろう。

ただ聴こえていればいい人に、音楽と教養とは結びつけることは難しい。
音楽の特定のジャンルを突き詰めて聴く人にとっては、教養なのだろう。
突き詰めて?とはなにを言うか?そのジャンルの歴史を遡って聴く。
今の時点から最低50年。50年?半世紀?という意見もあるだろう。
だが冷静に考えると半世紀なんて一般的なジャズの名作と言われる作品を
考えると半世紀以上前の作品である。
「KIND OF BLUE」1956年録音。「Amazing Bud Powell, Vol. 1」
1951年録音。「Complete Live At The Rockland Palace」1950年録音、
「BLUE TRAIN」1957年録音。

今のJAZZだけを聴くか、そこから遡って1950年代の作品を聞くかどうかで
少し違うような気がする。ま、あくまでも個人的な意見だけどね。

洋楽を聴き始めたのが小学校高学年か中学生になった頃。あの当時は、雑誌を
よく読んでいた(主に立ち読み)。KISSが大好きだっったが、メンバーは
どんな音楽を聴いてたのか?なんてことは全く興味がなかった。実のところ
今でもない。

LED ZEPPELINやクラプトンを知り、彼らに影響を及ぼした演奏家に興味をもつ
ようになった。MUSIC LIFEや音楽専科、ロッキンfやPLAYERを愛読している
うちにブルースギタリストに興味をもつようになった。

JAZZを聴くようになってからも過去に遡って聴く聴き方は変わらず。

ということで、個人的に「掘り下げて聴いていく」という視点から考えて面白いと
思う作品を以下に挙げていきたい。あくまでも順番に意味はない。

1:マイルス・デイビスの60年代〜75年までの作品全部。
→いきなり大雑把。どの作品と選べないのだからしょうがない。もう少し細かくいうと、
アコスティック時代から徐々にエレクトリック路線に突入。そして、ノンストップの
演奏を聴かせるようになるまでの変化を聴かねばならない。オフィシャル版をコツコツと
聴いていけばいい。プライベート盤を入手することはない。

50年代の作品に関しては、この時期のアルバムを聴き終わってから聴いても問題はない。
特に「カインド〜」とか「ラウンド〜」は急いで聴かない方が良い。