2023年1月5日
パット・メセニーのライブは過去一度見に行った事がある。
新宿厚生年金で、ドラムがロイ・ヘインズ、ベースがデイブ・ホランドの
トリオ。途中でギターシンセサイザーが登場して幻想的な感じ。
その後、ライブに行く事は無いんだけど音はチェックしている。
で、この「Zero tolerance for silence」も何気なく購入。
何も考えず、コーラスやディレイを素敵に使った優しい音色のギターが
聴けるんだろう。と思ってCDのスタートボタンを押して、「唖然」。
はぁ〜、とため息しかでなかった。
収録されているのは全部で5曲。パート1〜5。最初の曲が18分ちょい。
歪んだギターの音のみがオーバーダビングされて曲になっている。
だから,いろんな意味で「凄い」。初めて聴いたときは18分聴き通せなかった。
歪んだ音で、アームを使っているような音はしないからひとまず歪んだ音だけ。
正直言って、一体何が起こったんだろう!?と思った。購入しただいぶ長い時間
聴く事はなかった。時間が経過するといろんな音楽を聴いてくる。すると、
不思議な事に、最初は聴けなかった18分の曲が聴き通せるようになっている。
無理して聴く事はないと思うんだ。けど、コルトレーンの後期の作品や
フリージャズのアルバムを聴いているとね。すーっと入ってくる。
それで、パットはこのギターの音色で一体何を表現しているのだろうか?
何を伝えたかったんだろうか?なんて事を考えながら、このギターの音に
の中に身をゆだねるのだ。
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