好きな音楽にまみれた男の日常

いろいろあるんだな、パーカーも

パーカーを初めて聴いたのは、「KO KO」のように非常にテンポが速い曲だった。

制限速度が30キロの道を60キロ以上だして走っている車のよう。

あー慌ただしすぎる!やっぱし、ジャズって静かな感じがいい。

静かに落ち着いた状態で、一人グラスをくゆらせながら聴いちゃうんだもんね。

なんて思っていたのでね。マイルスの「KIND OF BLUE」のような演奏がやっぱし

ジャズだよね!と。そのスピードで敬遠しちゃったような気がする。

基本的にA型人間なので、ジャズの歴史を順々と昔から聴いていければ良かったんだけど

どうもね。パーカーを飛ばしてマイルスに行ってしまった気がするんだよね。

 ま、パーカー以前と以後を冷静に考えるとパーカーはパーカー。この時代はこれが

メインストリームだったんだろう。

 後になって知るんだけど、パーカーの慌ただしくない演奏もきちんと存在している。

ストリングスと共演しているアルバムなんて、もう唖然とする。まったく別人の演奏。

おしゃれな感じ。こりゃー面白い!と思ったんだよね。二面性っていうのかな?

こういう極端な演奏をこなすのを聴いていると、ホント凄いと思う。それで年齢は

若いんだから困ったもんだ。