好きな音楽にまみれた男の日常

なぜジャズ-4

ジャズを聴いてみようかな?と思いつつも、ロックのようなハードな一面を

求めていたから、活動再開後のマイルスバンドのマイク・スターンのように

歪んだ音でガンガン弾きまくる演奏がかっこいいと思った。

 ジャズをニューオリンズからの流れで捉えるんじゃなくて、ロックからの

流れ、フュージョンから遡って捉えようとしていたんじゃないかな?

今考えるとそう思う。堅苦しい言い方だけどね。

 ロックがあって、フュージョンがあって、そしてフュージョンまで聴いたん

だったら、ジャズも聴かなきゃね!とも思ってたのは事実。

ジャズという聴いたことのないジャンルの音楽であっても、自分の耳に

まず響いてくるのは、ギターの音。その次はベースの音。といいつつ、マイルスを

外していたら問題だろう!と思って真面目に?聴こうとしていた。

で、マイルスじゃなくてマイク・スターンさんの件。初めて彼の演奏を聴い

たのがマイルスの新宿西口で開催されたライブ。

ジャズのギタリストというと、フルアコのギターを抱えて座って弾いて

いると思っていた。けど、マイク・スターンは白のストラト。長髪の髪を

振り乱して弾いていた姿が印象に残っている。そうか、こんなにロック

みたいな音で弾いていてもいいんだ!と思って、マイク・スターンに興味を

もったし、マイルス・デイビスにも興味をもった。このロックみたいな

ギターの音色がジャズでもオッケーだったら、ジャズも聴いていけるん

じゃないかな?なんて思ってた。今考えると、意味不明なんだけどね。

その後、マイルスの81年以前の作品を聴いていくようになったのは自然の

流れ。でも、それがいいと思って聴くまで時間はかかった。

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