好きな音楽にまみれた男の日常

ボストン美術館展 訪問

朝一でボストン美術館展へ。

 どうせ混んでいるだろうと朝早く行ったつもりだったが、駅から上野公園を

歩いて、会場である東京都美術館までの時間を考えたらもう少し早い方が

良かったかな?。なんて思いつつ日比谷線で上野へ。上野公園には迷わず

到着したけど、会場の東京都美術館は少しうろうろしつつ、到着したのが

開場5分ほど前。少々失敗したかな?と思った。だけど、チケットはその場で

5分も並ばないで購入できてホッとした。

 開場とほぼ同時に入場。まず最初の古代エジプト美術のところで、多くの

人がじっくりと展示品を見ていた。いつも通りに、一番見たい作品のところへ

猛ダッシュ!。いきなり、フランス絵画のセクションへ移動。

 今回の展覧会で一番見たかったゴッホの「郵便配達人ジョセフ・

ルーラン」と「子守唄、ゆりかごを揺らすオーギュスティーヌ・ルーラン夫人」の

ところへ。ほとんど人がいなかったので、ほぼ独占!。近くに寄ったり、遠く

から見たり。その後、フランス絵画のコーナーをうろうろしてから、スタート

地点に戻ってエジプト美術へ。エジプトには小さい頃から興味はあるのだが、

冷静に考えると時代が前過ぎて見ていても頭が混乱する。時代を超えて目の

前にあるなんて!ゴッホの作品を眺めていて、あのゴッホが描いたんだぜ!と

思うだけでもワクワクするんだけど、紀元前だよ!どうする!何を感じるのか!

だな。次の中国美術のコーナーは人が多過ぎてほとんど見ることはできず。

 隣の日本美術は、すごい。正直「涅槃」は事前にチェックしていたから

見たかった。それ以外は特に見たいのはなかった。でも、尾形乾山、尾形光琳の

角皿に目を奪われた。角皿の平らな部分に描かれている絵が、最低限の線で

描かれているのが素敵。制作年が1710年と。こんな素敵なお皿が海外に

あることにも驚く。すごいな!と唖然として日本美術の他の作品を眺める。

しみじみと屏風を見る。時空を超えて目の前にある事実に驚く。だって、

江戸時代だよ、江戸。

 「涅槃図」に関しては、周りが空いていたので、じっくり見ることができた。

作品もすごいが、それを修復しちゃう技術力もすごい。フランス絵画は、

ゴッホ以外だとモネ、シスレー、ルノワールと作品が並んでいて落ち着く。

やはり印象派は好きだな!と再確認。

 アメリカ絵画は、「ニューヨーク港」と「クイナ猟への出発」が印象に残った。

前にみた印象派とずいぶん絵の感じが違うもんだと。そして、版画写真の

コーナー。このコーナーの作品、全部好き!エドワード・ホッパーの作品に

 見入った。現代美術は、村上隆の作品があるのは知っていたが、実際見ると。

なんだろう。少々誇らしい感じをもってしまう。森美術館に行っておいてよかった

ぜ!あの時、ふと思い出して行ったんだよな。脚が手術後であまり歩かない方が

いいかな?っていう状態だったけど、勢いで行ったもんね。それで感激したし、

写真も撮れた。大満足だった。

 今回のボストン美術館展は、印象派の絵を見て癒され。日本美術に感動した。

そんな感じだろうか。