好きな音楽にまみれた男の日常

ジャズの歴史を振り返る

 高校の頃、ジャズを聴こうかな?と思った時に考えたのは、
「歴史」だった。初期の作品から順番に聴いていくと、音楽の
変化の過程を体験できて面白いんじゃないかな?と思った。
ロックも歴史はある。でも、ロックを長く聴いていく気持ちは
ない。それじゃ、クラシック?ジャズ?と考えた。クラシックは
聴いていくだろうけど、なんだか敷居が高そうだ。
それに入口の幅が広すぎて、どれを聴いたらいいんだか分からない。
それじゃ、ジャズかな?と思ったのは事実。今になって冷静に
考えると、ジャズでもいろいろあるから決して入口が狭い訳
じゃない。いろいろ知らないと考え方も大胆になるもんだ。

 今年、ジャズが初めて録音されてから100年になるそうだ。
100年か。クラシック音楽の場合だと、最初はいつになるのか?
なんて考えるとクラクラしてきそうだった。

 その後、マイルスを聴くようになる。最初に録音されたジャズは
聴かなかった。古くて、友人の影響でジェリーロールモートンを
聴いた程度。
ジャズの入門書の類の本を読んでも、Be-bopよりも前に関しては
さらりと流しているように思える。一応、聴いておかなきゃね!と
思っても聴いてない。興味はあってもね。あの当時、なんで聴かな
買ったのか?ひとまず、マイルスや現代のARTISTをフォローするのに
忙しかったのかもしれない。言い訳だと思うが事実だな。

だから、小川隆夫さんの音楽ゼミナールでジャズの歴史を振り返る
ことができるのは、ありがたいプログラム。先週はBe-bopから
ウェストコーストジャズまでを聴いた。こうやって、ぎゅっと
聴くのは初めてのこと。こういう機会と時間は大切にしたいと思う。