このアルバム2曲しか収録されていない。聴く前、2曲か。。と。
テンションが下がった。せめて5曲くらいね〜。それにマイルスの
視線の先に何があるのだろうか?なんて音楽とは全く関係のない点が
気になってしまって。
けどね、今では大好きである。夜明け前、徐々に周りが明るく
なっている時にこの曲を聴くのが好き。収録曲は2曲であっても
1曲の中でガラッと世界が変わるような展開が含まれているので
飽きないのだ・
でも、このアルバムは聴くのは時間がかかったというのは
事実。聴くきっかけとなったのは、マイルスのモントルー・
ジャズフェスのライブを収録した20枚組みを購入したのがきっかけ。
80年代のオープニングで、「In a silentway」から始まるライブが
あった。でも当然のことながら15分も演奏はしない。
1分少し演奏して、この曲の余韻をひきづりつつ次の曲へ突入
していく流れ。ムムム!この流れはかっこいい!それじゃ!この
「In A Silent Way」ってきちんと聴いてみよう!となった。
こういう流れは「A Tribute To Jack Johnson」でも同じ。
このアルバムも2曲。それに、ライブでも取り上げられている。
ライブでは「Right Off」の18分30秒あたりからの部分を取り
上げて演奏している。そうか、ジャック・ジョンソンってかっこ
いいんだ!と思って「Right Off」を聴いてみた。
この曲、25分以上。18分のところに辿り着いた時は
「ここだけかい!」とツッコミを入れたくなった。ま、冷静に
考えるとここしかないんだろうけどね。
それで、「In a silentway」は1969年の録音。ここから
マイルスはそれまでの10年とまったく違った音楽を作り上げる。
そういう意味で「夜明け」だと思うし、ジャケットのマイルスの
視線の先には新しい音楽が見えていたのかもしれない。
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