好きな音楽にまみれた男の日常

What’s Goin’On

最初、ローランド・カークを知ったきっかけは、ジャズの入門書の
ような本を読んだのがきっかけ。複数の楽器を首からぶら下げて
いる姿を見たことだった。

一体全体どうしたことだろうか?なに?そして、その首から下げた
楽器をどんな感じで演奏するのか?と言うところに興味を持った。

そして、聴いたのが「Blacknuss」に収録されている「What’s Goin’On
/ Mercy Mercy Me (The Ecology)」。読んだ本に、この曲が
すごい!と書いてあったので素直にこの曲を聴いた。いやはや、熱い!
「What’s Goin’On」というとダニー・ハサウェイで、ゆったりとした
テンポでの演奏と思ってたんだけど、ローランド・カークは違う。
いきなり、フルスロットルで全開なのだ。この違いを聴くだけでも
面白い。

 冷静に考えて、アルバムのジャケットから考えると「Early Roots」や
「The Black and Crazy Blues」やどんな演奏をしているんだろうと
ワクワクする「Volunteered Slavery」のジャケットの方がインパクトは
大きいと思う。「Blacknuss」は地味である。地味だけど、冷静に見ると
かっこいいし、迫力もある。

 初めて聴くアーティストのアルバムをジャケットで選ぶのもいいだろう。
大きな賭けをしないで、あるんだったらそのアーティストを紹介した文章や
ショップのコピーを参考にして聴くのも確実な選択だ!と思った。