2018年3月7日
この本、最近だと恐ろしく分厚いんだけど最初に買ったものは、
ごくごく普通の文庫程度の厚さだった。なんてったって、本の
タイトルである「マイルスを聴け!」って言葉にひかれた。
ジャズ=マイルス、なんて勝手に連想していたんだけどマイルスの
ナニを聴けばいいんだろうか?という素朴でかつ大変大きな問題に
答えてくれる本ってあるとは思えなかった。
というのも、ジャズの入門書でマイルスの部分で紹介されているのは
ほとんど同じ作品。「ラウンド アバウト〜」や「カインド 〜」。
また「ビッチェズ ブリュー」最高!ってのも多い。冷静に考えると
最高ではあるんだけど、マイルスを聴き初めの人間にとって、紹介して
いる文章はどれも内容は同じように思えて作品の聴き所がストレートに
感じられなかった。
最近だと図書館で借りたり、レンタルしたりいろいろ買うよりも気軽に
楽しめる。ジャズを聴き初めの頃だと、そうはいかない。だから、アルバムを
紹介している文章をよーく読む。そして、行動!
この本は、その「文章」が非常に面白い!マイルスのオフィシャル盤と
海賊盤を一枚一枚丁寧に紹介しているんだが、文章は読みやすく長さも
ちょうどいい!。だから、本として読んでいても全然退屈しない。
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