好きな音楽にまみれた男の日常

大人の事情なのかな?

マイルス生前最後のライブは「LIVE AROUND THE WORLD」に一曲だけ

収録されている。ということは、他の曲も録音されていたのでは?だったら

素直に、ポン!と発売できないのかな?個人的に最後の演奏はどんな演奏

だったのか気になる。

 ジャズを聴きはじめた頃、「PEOPLE TIME」というスタン・ゲッツとケニー・

バロンのライブ盤を購入した。その当時、ケニー・バロンは知らない。スタン・

ゲッツもイパネマの娘と村上春樹さんの著作に登場してくる作品を聴いていた

程度。スタン・ゲッツの晩年の演奏。亡くなる3ヶ月前の演奏を収録したものって

いうコピーに関心をもって購入。演奏だけを聴いていると、素晴らしい。

ライナーノーツを読むを、身を削って演奏していたと。

 コルトレーンのオラトゥンジ・アフリカ文化センターでのライブ盤もすごい。

彼の活動後期だから、演奏はフリージャズ。とにかく、叫んでいる感じのSAXの

音色が録音状態の悪さといっしょになって凄みをだしている。

とにかくコルトレーンの晩年の演奏はすごい。「聖者になりたい」と言っていた

晩年。聖者というと物静かな感じを想像してしまうが、演奏はまったく違う。

デビュー以降、活動していた時間は長くないけど、音楽は激しく変わっていった。

 マイルスの晩年、過去を振り返ったライブを開催。その後、その当時の布陣での

ライブを最後に行っている。オフィシャルできちんと発売したら、売れないのかな?

なんだかそもそも売れる売れないっていう問題じゃなくて、大人の事情があるような

気がしてしまう。