好きな音楽にまみれた男の日常

ビル・エヴァンスは素直にこの2枚を

ビル・エヴァンスを聴こうと思った時に、まず思い浮かんだのは「枯葉」。

マイルスの「枯葉」も聴いたから、今度はピアノで「枯葉」を聴きたいぞ。

アルバムだと1959年に録音された「Portrait in jazz」。ジャズでピアノ

だったら聴かなきゃダメでしょう。ダメっていうのはおかしいかもしれないけど、

好き嫌いは別としてひとまず聴くミュージシャンだと思った。

収録曲を冷静に眺めると、ジャズ初心者の私でもどっかで聞いたことの

あるタイトルが多かった。このアルバムは初めて行った海外(ニューヨーク)で

購入し、部屋で何回も繰り返し聴いていた。その次に聴いた

のが「The Complete Live At The Village Vanguard 1961」

このビレッジ・ヴァンガードのアルバム(BOX SET)を手にしたのは、

Completeという言葉に弱いのと、ジャケットのエヴァンスの姿が

印象的で、借りて聴いてみた。このアルバムはドキドキした。ライブ演奏の

音が生々しくて最高だ!と。

その後、同じ会社で働いた方のご主人から、1960年代のエヴァンスを

数枚貸していただいた。それから数年後、いい加減聴いてもいいかな?と

思って手にしたのが、「Waltz for debby」

一曲目の「My Foolish Heart」の繊細なメロディを聴いて「やばい!」と

思った。多くの人の言う通り、素直にこのアルバムを手にした方が良かったの

かな?個人的には随分回り道をした気がする・

エヴァンスを聴きたいのならば、やはり「Portrat in jazz」と

「Waltz For Debby」は素直に最初に聴いておいた方がいい。

エヴァンスの他の作品を聴くのは後でもいい。まず、この二枚を!