好きな音楽にまみれた男の日常

ジャズメンとの約束

今年の5月に六本木の青山ブックセンターで偶然見つけた。

中山康樹さんの文庫を読むのは、「マイルスを聴け!」以来になるのかな?

集英社文庫ってのもレアだな。と手にとってどうしようかな?と一瞬、

思ったけど、今度この本とめぐり合うのはいつになるのか分からないな、

と思って購入。それで最近ようやく読んだ。あっという間に読了。

通勤電車でも文庫は最高。

 それでこの本、ショートストーリーが40本収録されている。淡々と

読もうかな?と思っていたが、読むのにはちょうどいい長さの短編。いい

テンポで読める。登場してくるジャズメンは有名な方ばかり。読んでいて

ワクワクする。よくこれだけの短い長さきちっと書いているのは見事としか

言い様がない。巻末の「マイフェヴァリットジャズ30」も読んでいて

楽しい。2008年3月に第一刷。その後は残念ながらない。こういう読み

やすいジャズに関する本は無くなって欲しくない。永遠に読まれていく

ことを私は希望するけど。現実は厳しいんだろうな。