好きな音楽にまみれた男の日常

The Olatunji Concert で震えろ!

コルトレーンが亡くなる3ヶ月前の演奏を収録した1枚。
聴きやすいアルバムではない。
絶対き聴くべき1枚だと思う。こんなに激しい演奏を亡くなる
3ヶ月前にしていたんだぜ。何かをこの激しい演奏から
彼はみんなに伝えたかったんだろう。

この「The Olatunji Concert」は、無謀にも
コルトレーンを聴きはじめた最初の頃に入手した記憶が
ある。最初に購入したコルトレーンのアルバムが
「ジャイアント ステップス」。その後、「クルセママ」を
挟んで「The Olatunji Concert」だった。今になって
考えると、凄まじい聴き方だと思う。物事には順序ってが
あると思うけどね。
最初のアルバムからいろいろと音楽が変わっていった彼の
作品を、間を飛ばして聴くんだからさ。こういう聴き方を
しなければいけない!というものは無いと思うけど。
激しい聴き方をしたもんだと思う。

ま、その原因ってコルトレーンの生涯を描いた文庫本の
巻末に数枚のアルバムが掲載されていたのね。
そのアルバム毎に、軽いか重いかっていうのが書いてあって
その中で「重い」のを選んだら「The Olatunji Concert」に
辿り着いたと。

まず最初に、聴いた時。そりゃ後悔した。最初の出だしは
落ち着いた感じだけど、その後ハードに吹きまくっているのを
聴くと、何がどうしてこういう演奏に辿り着いたんだろうか?
という疑問がわいてくる。

 それで、最初のアルバムや他の作品を聴いたり本を読み返して
疑問を解決しようとする。趣味は音楽鑑賞であるが、鑑賞するだけ
でも自分なりに問題意識をもって聴くと深いぜ!