好きな音楽にまみれた男の日常

All Night, All Right, Off White Boogie Band

一回聞いてもバンド名は覚える自信は全くない。
ふとしたこのバンドのライブをテレビで見た。
確かNHKだったんじゃないかな?1989年の水戸公演。
24歳か25歳の頃。我ながらなんでこのバンドを見たのか?
そう、フロントに峰さんがいらっしゃったから。
その当時、菊地雅章さんのお名前は知らなかった。
テレビでライブが放送されて、そのバンドに峰さんが参加
されているというので、見なきゃ!と思ったような記憶が。

 テレビをカセットに録音した、けど、その当時あんまり
好みじゃなかった。時間の経過とともに、自分が見ていた
バンドがすごい!ということがわかってきた。今でもカセットを
残さなかったことは後悔している。その後、ライブ盤が発売に
なったことを知った。そして、あれ?っというまに自分の
興味の対象外になってしまった。

 そして、ジャズを聴くようになって再び聴きたくなった。
そもそも、バンド名を忘れてた。どうやって思い出したんだろうか?
我ながら不思議である。最近のようにネットで検索すれば、ぽん!と
答えを得ることができる時代じゃなかったような?

 結果、渋谷のTUTAYAで見つけた。聴ければいいのでレンタル万歳!
それで、家に帰って聴く。どえらくかっこいいじゃないか!
若い頃は、とにかく音がぎゅっと詰まった感じの音楽が大好きだった。
ホーンよりもギターやベースの音に耳が向いた。マイルスを聴いていると
そういう考えは違うと思うようになった。音の隙間の味わい。ホーンって
すごい!と思うようなアルバムに出会うようになって、自分の考えが
間違っていると思うようになった。いろいろ音楽を節操なく聴いていると
考えることもある。

このバンドのかっこよさは20代前半の自分には感じられなかっただろう。