好きな音楽にまみれた男の日常

令話に思う

 平成が終わり令和に変わった。
昭和、平成、令和と生きている。
昭和から平成に変わった頃、無職だった。
職探しをしていた。天皇が崩御されたので
何もかも自粛ムードだった記憶が残っている。

 その後、長い時間はかかったが仕事は見つかり
幸運にもその会社で長い年月を過ごすことができた。
ま、残念ながら今はそこにはいないけど。

 昭和が終わった時、昭和はいつまでも続くもんだと思ってた。
根拠なんて何もない。崩御されて平成に変わった時、
昭和という時代は一体なんだったのだろうか?と漠然と思うように
なった。戦争を経験し広島と長崎に原爆が投下され、終戦。
そして、経済発展。激動だよな。

 平成が終わったけど、平成ってどんな時代だったのだろうか?
なんて振り返るテレビ番組もやってるが、そう簡単に振り返ることが
できるかな?あーあんなこともあったよね!なんて感じで懐かしく
思うのかもしれない。楽しいこと、辛いこと、悲しいこと。過ぎてしまえば
思い出だ。その渦中にいると、なんでだろう?なんて感じながら、
目の前をゴミを払うように機械的にやらなければいけないことをこなしてる
だけ。父が昨年亡くなったが、葬儀までにやらなければいけない事や
葬儀後にやらなければいけないことなんて、そんな気分で淡々と片付けていた。

 正直、平成がこういう形で終わるとは思わなかった。けど、こういうのも
あっていいだろうな、と終わってみると思うようになっている。

 令和の時代、ベタだけど平和であればいい。争いは嫌だ。自分の周りの争い事は
嫌だし。日本での争いも嫌。ましてや戦争も嫌。令和ね、平和でもよかったんじゃない?