好きな音楽にまみれた男の日常

プラグドニッケル

マイルスのプラグドニッケルのBOX SETを持っている。
これを買うとき、正直迷った。

録音は1965年。その当時購入したのは7枚組。US盤なんて情報はまだ知らず。
日本盤の豪華なBOX SETにドキドキしていた。が、発売された当時(1995年?)
マイルスをそんなに聴いてなかった。だけど、なんだか買わなきゃね!と思って
購入。買って、聴いてみて迷っていた自分を反省。マイルスを深く聴いていなかった
あの当時の自分にとっても聞きやすかった。

 冷静に考えても、1965年のマイルスは聴きやすい。名盤と言われる「カインド・
オフ ブルー」は聴きはじめの人にとっては名盤だかなんだかピンと来ないのでは?
と私は思っている。一枚だけ切り取るようにしてマイルスを聴くのではね、無理と思う。

 で、「プラグド ニッケル」はスタンダードが多く収録されている。ただそれだけでも
馴染みやすいと思う。曲のメロディは浮かばなくても、曲名を眺めているだけでも
これ知ってる!、けど聴いた事ない!という曲が多かった。だから結局買った。

 現在、日本盤のBOXセットは持っている。けど、6枚目が無い。以前の勤務先で6枚目を
アルバイトで働いていた人に貸したら戻ってこなくなってしまった。気軽に貸した私も
悪かった。一時期もう一回日本盤を買いなおそうかと思ったこともある。けどね、なんかね
と長時間経過。

先日久しぶりに聞いてみた。肩に力を入れて聴くぞ!って感じじゃなくて、ん、そう言えば?
プラグドニッケル って買った時ワクワクしたよね!と思い出してね。ほっとするけど、
程々攻撃的な演奏を聴かせてくれる。たまらん。やはりこれは素敵だ。「Four&More」のように
お互いの演奏に触発されているのが確実に感じられるのが素敵。

よし!US盤買おう!