好きな音楽にまみれた男の日常

2021年1月

2年前の手帳を処分。
数ページしか記入してなかった。
2年前の1月に神谷町に入院。
入院することは当初検査をしていた時点で決まっていた。
治療法は手術しかないということは、前年10月位に内科の
Drから言われてた。ショックはなかった。

神谷町にはその年の7月に大腸のポリープ切除で1泊入院をしてたので、一年で
2回入院するのか?とも思ったけど、あれこれ検査が長引いてしまい年内の入院は
無くなった。12月の時点で、1月後半の入院手術がほぼ決定。正式な日程は年明け
になって決めたのかな?一度仕事の都合で1週間延期してもらった記憶がある。

年末年始からコロナの感染者数が増えてきていた。仕事納めの翌日に外来へ。
副甲状腺だけ取るものと思ってたら、甲状腺も大きいねと言われじゃどうするの?と
若干モヤモヤとした気分で年を越した。

年明けすぐに、外科の外来で手術の説明を受けた。副甲状腺だけじゃなくて、
右側の甲状腺も大きい。甲状腺はその大きさだと手術適応と言われた。ということで、
副甲状腺と右側の甲状腺の摘出をすることが決定。食事が食べにくくないか?などと
聞かれたが自覚症状は無し。若干息苦しさは常に感じてた。入院の説明で看護師さんと
面談した際、SPO2が93%だった。その時点で何を意味しているのか分からなかった。
後になって、あれって低いよな?と気がついた。

手術の説明を受けてから、母親のショートステイ先をケアマネさんに依頼していた件を確認。
お願いはしてたけど大丈夫という一言をもらえてなかった。なんだか嫌な予感がしたけど、
確認の電話。案の定コロナで受け入れ不可。施設側も電話をしてられないくらいの忙しさ
なのか?ムッとしたけど、いちいちムッとしていられるほど時間の余裕はない。
ケアマネさんとと手分けして手当たり次第に電話をかけまくった。1時間ほどして受け入れ
先が見つかった。先方の担当の方と会ったのが1月16日昼。ケアマネさん同席で契約。
19日から25日までお世話になる事が決定。その後、15時に友人と会って不在時のお願い。
16時に母親の往診同席。怒涛の入院前の土曜日だった。17日は二子玉川で断髪。
18日は朝一で神谷町に行きPCR検査。

前年の7月にも入院前のPCR検査を受けた。その時は待つこともなくCTまでささっと終了。
待っている人も少なかった。けど、1月は多かったな。待合室の椅子に座って、ウトウト。
待っている人の中で看護士さんに「味覚がない!」と症状を説明している人がいた。多くの人の
視線を一瞬集めてた。10時半には病院を後にした。11時過ぎに表参道でうどんを食して、
渋谷のヤマダ電機でairpodsを購入して帰宅。

翌日、ショートステイ先には10時から10時半の間に来てくださいと言われてた。
10時にタウシーをよんで向かった。ショートステイ先であれこれ看護師さんと面談。
母親は「私は帰ります!」と強固に言ってた。どうすればいい?とにかく困った。
はいはいお部屋にいきましょうね!と係の方が母を部屋に案内。私はオロオロ。
「大丈夫ですよ」と言われて落ち着く私。

全ての手続きを終えて、ショートステイ先を11時半位に出た。家に戻るタクシーの中から
ケアマネさんに無事ショートステイ先に着いたことを連絡。11時45分位に家に戻った。
最後に食事をしようかと思ってたけど、時間がないのでやめた。荷物はまとめておいたので、
火の元を確認してタクシーを呼んで12時には家を出た。外の日差しはポカポカとしていたけど
家の中は寒い。今度戻ってくる時はどんな気分なのだろうか?なんてことを一瞬考えた。
高速使っていいですよ!と運転手さんに伝えた。高速に乗った辺りで姉にライン。
部屋番号とかが分かったら連絡すると伝えた。暖かな日差しを浴びて、タクシーは進んだ。
高速を降りて、病院近くの高い建物が見えてきたら、なんだか落ち着いた。ようやく
ここまで辿り着いたか!って気分。13時までに病院に行き、入院手続きもしないと!と
焦ってた。病院には12時20分くらいに到着。1階のカフェで大好きなカレーを食べた。
お店の中の席満席。お店の外の席で食べた。少々恥ずかしかったが、
今ここで食べないと夕飯まで食事無し!!と思ったので食べた。

ささっと食べて、トイレに行って、入院手続き。麻酔科の診察の後、病棟へ。麻酔科の診察は
待ち時間の方が長かった。あっという間に診察が終了。荷物をゴロゴロ転がして病棟へ移動。
14時に病棟到着。看護士さんに名前を伝えて書類を渡す。「えーと担当は???私だ!」と
なかなか面白い雰囲気の方。四人部屋の窓側。景色は最高。とにかく静か。5分ほど、
呆然と座っていた記憶がある。当日朝からのバタバタさと、かけ離れた病室の静けさに
戸惑っていた。

看護師さんから問診と血圧・体温などあれこれ。麻酔科のDrが来ると思います!と言われたが
来る気配もないし、パジャマのレンタルの手続きをしたいので1階へ行ってきます!と看護師さんに
伝えて16時過ぎに1階へ。案の定パジャマのレンタルは16時までの受付だった。ゲー!と思ったが、
中で人が動いているのを確認できたので
ノックしたのかな?記憶にないけど、すぐ顔を出してくれてパジャマを借りることができた。
細かな書類は明日でいいですよ!となった記憶が。

その後、売店でティッシュや歯ブラシなどを購入。とにかく自分の入院の準備は最低下着を持って
いけばいいや!と思ってた。下着と本数冊にパソコンを持参した割にはNORTH FACEのコロコロ
BAGはデカかったかな??パジャマをGETしてあれこれ買って部屋に戻ってきたら、明日の手術の
際着て行くものが置いてあった。そうだよな今回全身麻酔で手術するんだった!と今更ながら思った。
外科のDrがお二人挨拶に来られた。

シャワーは食事前に入ったか後かまでは記憶にない。18時に食事。何も準備をしないですーっと
食事が配膳されてきた。入院患者だから当たり前と言えば当たり前なんだけど、日々おかずの献立を
考えていた自分なので感激であった。そもそも入院前に関しては食欲がなかったので、病院食は非常に
美味しく食べることができた。明日までにこれを飲んでください!と経口補水液を渡された。あー右脚の
手術をした時と同じ流れだな!と。消灯は21時。足元の人は何かゴソゴソやっていた。私はひとまず横に
なった。何気に寒かったので、靴下を履いて22時には寝た。手術前日はドキドキするのかと思ってたけど、
ドキドキ以前に疲労感が強く22時まで起きてた記憶はない。