好きな音楽にまみれた男の日常

ジャズを聴き始めた頃

ジャズを聴こうかな?と思った時点で情報源は雑誌と本しかなかった。
聴き始めの頃、ジャズのジャンルのCDを販売しているコーナーに行っても、
何を見ていいんだか、視聴していいんだか分からない。そもそも、
アーティストの名前を知らないという状態なのでしょうがない。
ぐるっと回って帰ってきてた。でも行った。

そこで、聴きたかったら何をきこうか?ということで勉強です。学校の勉強は
嫌だったが、こういうのは苦にならない。ひとまず雑誌を読む。雑誌はスイング
ジャーナルとジャズライフ。ジャズ批評に関しては、初心者には敷居が高い
ように感じた。

そこでスイングジャーナルとジャズライフを欠かさず読んだ。でも、
ピンと来なかった。冷静に考えると当然。雑誌以外でもジャズの入門書を
探して購入したり、図書館に行って借りた。その流れで、油井正一さんや
小川隆夫さん、中山康樹さん、行方さんのお名前を知ることになった。

あれこれ、本から情報を得て聴いたが、ひとまず聴くんだったら「マイルス・
デイビス」と「ビル・エヴァンス」なのかな?ジョン・コルトレーンは
その次でいいかな?と思ってた。パーカーも聴いておかないと、なんだか
まずい雰囲気大。

タモリさんと大西順子さん、そして林家こぶ平さん(当時)が登場したNHKーBSの
テレビはワクワクして見た。それまで雑誌や本の中でしか知らなかった演奏家が
動いているんだもん。そのワクワクさはYOUTUBEで簡単に動画を見ることができる
今の時代では想像することが難しいだろう。

ネットからの情報をいろいろ入手できるようになって、小川隆夫さんの
ブログを読むようになった。小川さんのインターFMの番組も定期的に
聴いてた。同じ時期に菊地成孔さんのラジオ番組も。沖野修也さんの番組も
チェックしてた時期もある。そうやっているとなんだか非常に忙しかった記憶が。

冷静に考えると、ジャズを聴き始めた頃に毎月欠かさず目を通していた雑誌が
無くなったり、薄くなっているけどラジオから情報を得ているのは面白いもんだ。

YOUTUBEで動画を見たり、サブスクで安価に音楽を楽しめるようになっても、
音楽の情報はやっぱりお店に行くのが一番だと思う。店内に大きな音で流れる
音楽を聴くのは最高だと思う。基本はお店だよ。ネットじゃない、と思う。