好きな音楽にまみれた男の日常

マイク・スターン 大好きだな〜

マイクスターンの名前を知ったのは、マイルスの復活コンサートでだった。

印象的だったのは、演奏よりもまず、その体型だった。太ってるなぁ〜と思ったが、

その体型と正反対に繊細な音色の演奏も印象的。それと、使っていたギターがストラト

だったこと。マイルスはジャズでしょ?ジャズだったら、ギターはセミアコかフルアコを

使うもんだと思ってたんだよね。それが「ストラト」。それにストラトでね、歪んでるんだよね。

復活コンサートが1981年。1964年生まれだから、16歳か17歳の頃。その時代だったら、

やっぱり歪んだギターの音色が大好きだったな。そんな自分にジャズでもギンギンに歪ませた

音色でギターを弾きまくっているマイク・スターンは「好み!」

太っていて、長い髪を振り乱して弾くギターは好みだな〜と思った記憶がある。

 それから何年経過したんだろうか、いろいろあって細くなった彼のCDに出会った。これ、全くの

偶然。久し振りに手に取ったアルバムが「ODDS OR EVENS」だから1991年のこと。

1991年は27歳。新譜で即購入したかどうかの細かな記憶はない。けど、迷わず購入。で、彼の

独特なギターの音色にはまってしまった。初めて生演奏を聴いたのがこの頃だったのかな?渋谷の

ON AIRだった。仕事帰りに行ったんだけど、見事に道に迷い会場にたどり着いた時には既に開演していた。

これはね、感動モンだったね。「枯葉」をソロで超高速スピードで弾いたのには「唖然」。

 枯れ葉がヒラヒラと地面に落ちるって感じじゃなくて、暴風で枯葉が散らかっている感じ。

ギターの音色は「ODDS OR EVENS」と音色は違っていたんだけど、そんな事まったく気にならなかった。

ドラムの、デニス・チェンバースも凄かったし。ベースのリンカーン・ゴーインズは遥か昔に

川崎燎さんが六本木ピットインでライブの時にベースを弾いていたはず。いやはや、感動だった。

その後、「STANDARDS」が発売。参ったな〜、おしゃれじゃないか!と思った。この時期、

スタンダードってあんまり聴いてなかったんじゃないかな?彼のこのアルバムを手始めにして

いわゆる、スタンダードを聴き進めていった。ホント、きっかけだったんだよな。