好きな音楽にまみれた男の日常

クリムゾンとわたし(その2)

80年代のキングクリムゾンから聴き始めた。時期とすると

1981年。1964年生まれだから17歳、高校生の頃。

その当時はいわゆるヘビメタ大好き人間だった。それに黄金の80年代

だったからベストヒットUSAは必ずチェックしていた。ロックを中心として

ポップスを聴いていた。邦楽だったら、竹内まりやさんだな。

その頃(高校時代)、ジャーニーやホワイトスネイクのライブに行った。

プログレにはまったく無縁の人間。唯一プログレで好きだったのは

「吹けよ風、呼べよ嵐」だけ。それもプロレスを見ていたので知った曲だった。

その後、ピンクフロイドの曲を聴くのは「THE WALL」だったか。ジャズも

ほとんど聞いていない。

 マイルスが新宿で復活コンサートを行ったのが1981年の10月。このライブは

テレビで見た記憶がある。マイク・スターンの歪んだギターの音に「いいねぇ〜」と

思った。そう、ギターは歪んでいなきゃ!と今考えるとおかしな考えだった。

歪んでなきゃ!いけないって考えだったら「RED」なんて冷静に聞くと最高なんだよな。

今考えると聴かず嫌いであったと思うし、今のようにレンタルSHOPがなかったので

気軽に興味のあるバンドをチェッツクできなかったってこともある。ま、できたにしても

小遣いには限りがあるので聴けるわけはないだけど。そんな中できるのはFM番組を

チェックしたり雑誌を読むこと程度。

 ロバート・フィリップが座って演奏している姿も、ある種新鮮だった。ま、その当時

大好きだったジミー・ペイジ、クラプトン、ジェフ・ベック、は立って演奏していたからね。

立って、動きたっぷりの演奏スタイルがごく普通だと思っていたのでね。

 最近巨大なボックスセットが発売されて、雑誌に登場して久しぶりだなぁ〜と思ったら

ドラマーが三人いるんだね。面白いな。トニー・レビンがSTICKを演奏している姿を初めて

見たのがクリムゾンだったし。年齢を重ねても新しいことに挑戦している姿は、ワクワクする。