好きな音楽にまみれた男の日常

コルトレーンの日本公演のライブ盤

以前の勤務先で、コルトレーンの日本公演のライブ凄いよぉ〜と
いう話を聞いていた。
「なにが凄いんですか?」とその人に質問してもニヤニヤしているだけ。
当然だけど何が凄いんだろう?と思っていた。彼の自伝の最後に、
このアルバムの紹介の文書が掲載されていた。

 それを読んで、是非聴かねばならぬ〜と。コルトレーンは初期から
聴いているんじゃなくて、後期のフリーの時期から時代をもどって
いく感じで聴いていたから、フリーでも「どんとこい!」って思ってた。

 それから時間が経過。まだ、渋谷のセンター街にHMVがあった時代。
年末にふらっと入ったらコルトレーンの日本公演のアルバムを発見。
即購入。家に帰って、聴こうとして唖然。4枚組なんだが、2枚目と
4枚目は1曲しか収録されていない。。いったいどうしたんだ?
と思いつつ1枚目をスタートさせる。1曲目だけで38分である。

ま、マイルスだと40分以上ってのもあるから、さほど驚きはしない。
聴き始めて静かだったのは4分位。あとは、もう唖然。
ホント、魂の叫びって感じのサックスの音色。
彼はこの演奏で何を伝えたかったんだろう?
そんな事を考えながら聴いていると、
時間なんてあっという間に過ぎていく。

私は好きなアルバムだ。
気軽に聴く感じのアルバムじゃないけどね。フリーの時期から
遡ってコルトレーンは聴いているから、
全然オッケー。

via PressSync