好きな音楽にまみれた男の日常

マイルス52枚BOX

 マイルスのモントルーでのライブがたっぷり収録された、20枚組のボックス

セットがある。買ったときは、今ほど、マイルスを好きじゃなかった。

気にはなっていた。実際のところコンブリートって言葉にグラッときた。

それだけで今考えると20枚組みをよく買ったもんだと思う。値段を枚数を考えると

高くないか!という判断もした。ま、冷静に考えるとこれだけのライブを一気に

聴けるんだもん。プライスレスだよ!(こういう考え方が危ないんだよな。

 ま、細かいことは抜きにして、20枚で70年代から80年代のマイルスのライブが

堪能できるのが、よいところ。といいつつ、これを買った時点では70年代の

マイルスに対してちょいと苦手意識を感じてた。

けどね、買って聴いて大満足。こりゃいい!70年代の枚数で考えると、20枚中

2枚だけ。それに、「アガルタ」や「バンゲア」のように1曲が長くない。

30分位だったらOK。だって、ZEPのMOBY DICKだとそれ位の長さの日も

あるもんね。「天国への階段」はもう少し短いか。。。

この20枚組の細かなメンバーの情報等は箱の中に入っている小冊子に書いてある。

これを眺めながら聴かなきゃね。メンバーもいろいろ交代しているので、

演奏ごとに特色があって面白い。

 でもね、タイムアフタータイムがね!いろんなVERSIONで聴けるのが、泣ける!

タイムーアフター〜はシンディの歌でも好きな曲。でも、一番印象に残っている

のはライブアンダーザスカイに行った時、開演で流れたのはマイルスの演奏。

この曲がスタートすると同時に鳩が空へ向かって行った。7月末の真夏だったけど

鳥肌がたったのだけは鮮明に憶えている。

 この20枚組みを購入したら、後に発売されたコロンビア時代の50枚以上のBOX

SET は怖くなくなった。おかしいけどね。そういうとなんだかおかしいが、

そうなのだ。値段が20枚組と50枚以上のBOX SETだったらほぼ同じ位だった

記憶が。ま、いろんな事情があるんだと思うけど。