2023年1月25日
個人的には、一枚のCDで複数年のライブ録音が収録されているのって苦手。
聴いていて時代の切り替えができない。だからこのアルバムも最初は購入し
ようか?と少々迷った。
でも、クレジットを冷静に読んで、即購入。あの「Bitches Brew」が録音
されたのが1969年8月。このアルバムの1〜3曲目に収録されているのが録音日
ひと月前のライブ演奏。「Bitches Brew」ができあがるまでのマイルスの
音楽の変わり具合っていうか変遷に興味があったから購入。値段もそんなに
高くはなかった。基本的に満足。
「基本的」っていうのは、これを聴けば何か「Bitches Brew」との関係が
分かるのかな?と思っていたけど、全くわからず。後に「Bitches Brew」の
メイキング盤を購入し聴いてみて。自分の考えが誤っていたことに気づいた。
「Bitches Brew」はあくまでもそれで一つの作品。ライブはライブで
一つの作品。それに気がつくと少し気が楽になった。
で、このアルバム。音は通して聴いて二公演共に全く問題ない。ワクワク
ドキドキする。個人的にはワイト島でのライブの4曲目のスタート部分が
たまらない。エレピとパーカッションの怪しい雰囲気。ドラムとベースの
リズム!かっこよすぎる。ギターレスでもこれだけアグレッシブな演奏は
時代を軽く超えた演奏だよな。
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