好きな音楽にまみれた男の日常

Bitchew Brew Live

個人的には、一枚のCDで複数年のライブ録音が収録されているのって苦手。

聴いていて時代の切り替えができない。だからこのアルバムも最初は購入し

ようか?と少々迷った。

 でも、クレジットを冷静に読んで、即購入。あの「Bitches Brew」が録音

されたのが1969年8月。このアルバムの1〜3曲目に収録されているのが録音日

ひと月前のライブ演奏。「Bitches Brew」ができあがるまでのマイルスの

音楽の変わり具合っていうか変遷に興味があったから購入。値段もそんなに

高くはなかった。基本的に満足。

 「基本的」っていうのは、これを聴けば何か「Bitches Brew」との関係が

分かるのかな?と思っていたけど、全くわからず。後に「Bitches Brew」の

メイキング盤を購入し聴いてみて。自分の考えが誤っていたことに気づいた。

「Bitches Brew」はあくまでもそれで一つの作品。ライブはライブで

一つの作品。それに気がつくと少し気が楽になった。

 で、このアルバム。音は通して聴いて二公演共に全く問題ない。ワクワク

ドキドキする。個人的にはワイト島でのライブの4曲目のスタート部分が

たまらない。エレピとパーカッションの怪しい雰囲気。ドラムとベースの

リズム!かっこよすぎる。ギターレスでもこれだけアグレッシブな演奏は

時代を軽く超えた演奏だよな。