好きな音楽にまみれた男の日常

1970年のジャック・ディジョネットに興奮

フェイスブックのタイムラインでジャック・ディジョネットの記事が

多く流れてくるな〜と思って読んだら、お誕生日だったのだね。

1970年8月のワイト島でのライブは、彼のドラムからのリズムとそれに絡んで

くるパーカッションとベースがなんとも怪しい雰囲気で好き。

ベースの演奏にドラムが重なって、パーカッションがそれに絡んで来る。

その隙間をキースが埋める。その上にマイルスが絵を描くように演奏を行う。

このバンドにギターの入り込む隙間はない。マイルスを聴き始めの頃、

ギターが入っていないバンドなんて面白くない!と思っていて、フィルモアや

ワイト島のライブはだいぶ後になって聴いた。けど、冷静になって聴くと

ギターレスの状態で十分すぎるくらい濃密な音の世界。そこにギターの入り込む

余地はない。そう思う。

 冷静に考えると、ワイト島の前年にはビッチェズブリューの録音を終えていた。

そして、1970年春に発売。ビッチェズブリューにはジョン・マクラフリンは参加

している。それ以前の「Live evil」にもマクラフリンは参加。このワイト島の

ライブの時はギターレスだったのかな?なんて疑問が湧いてくる。

 でも、そんな疑問もジャックディジョネットが参加していた頃のマイルス

バンドの演奏を聴き始めると遥か彼方へ行ってしまう。