2023年1月25日
最近、意識してビル・エヴァンスを聴いている。
エヴァンスはジャズの入門書に頻繁に登場する。「ポートレイト・イン・ジャズ」
や「ワルツ・フォー・デビー」は有名。
でも、その次はなんだろう?と思ってしまった。
エヴァンスというと、張りつめた緊張感の中で繰り広げられるピアノトリオの演奏が
有名だと思う。でも、それが全てなのだろうか?とね。
その考えで「エヴァンスを聴け」を入手。中山康樹氏の紹介を参考にして聴いている。
エヴァンス=ピアノトリオ、という図式が頭の中で勝手に出来がっているので、
それ以外の編成での作品は非常に新鮮に思える。
トニー・ベネットとのアルバムは素敵。「The Tony Bennett/Bill Evans Album」ね。
ジャケットのエヴァンスの容姿が50年台と比較して別人のようで痛々しいけど、曲は素敵。
「Undercurrent」ではギターのジム・ホールとのDUOアルバム。元気いっぱいのエヴァンスを
聴くことができる。静かに一音一音に感情を込めて弾くのとは違うエヴァンス。
「Conversations With Myself」というアルバムは聴こえてくるのはピノだけ。
ピアノの多重録音アルバム。1963年の作品。なんとも1963年にすごい作品を残している。
これを聴くと、彼は単にピアノ、ドラム、ベースっていうピアノトリオの枠を越えようとして
いたんじゃないかな?と思える。
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