好きな音楽にまみれた男の日常

セーラードア いいよ

セーラードアセッションズ 1970。マイルスを聴き始めた時、
「マイルスを聴け」を片手にどれを聴こうか?なんて選んでいた。
みごとにこのアルバムは後になった。アルバムの内容は今考えると
凄いんだけど、マイルスを聴き始めた頃は、そんな事わからない。
後になった理由はなんだろう?

・ジャケットが地味
・ボックスセットだから値段が高い
・同じ曲が何回も収録されている。
・そもそも1970年のマイルスに関心がなかった。
・「LIVEVIL」が好きじゃない。

てところか。

数年後、友人の好意で聴くことができた。いやはや、かっこいい。なんで
こんなかっこいい作品を聴かなかったんだろう?

セーラードアだと、フィルモアの怪しさはあまり感じられない。

フィルモアはマイルスのアルバムの中ではあまり聴かなかった作品。
聴くようになったのは、小川隆夫さんのONゼミで、大きな音で聴いたのが
きっかけだった。ん、この怪しい雰囲気はいい!。と、ころっとそれまでの
先入観をぽいっと放棄して大好きになった。

セーラードアは、ふと聴いた。そう言えば持ってたよな。。。な、感じ。
何も考えずひとまず、聴き慣れた曲でもある「What I say」を。
聴き始めて耳に飛び込んでくるのは、マイケルヘンダーソンのベース。
ライブってわりに観客の騒ぎ声がしない。でも、ベースがカッコいい。
こういう自己主張が強いベースは大好。音に関しては冷静に聞くとライブ!って
わかる。で、この感じがかっこいいと思うのだ。時代を感じちゃうと言ってしまうと
そうなんだけど、つるんとした音じゃないとこがいい。

んこれは良くない?と思って一曲目に戻って聴く。そして耳に飛び込んでくるのが
「Directios」。おいおい!これはドラムもいい!このドラムはいいぞ!それに
絡んでくるようなベースもいい!他の楽器も怪しい感じ。これは全体の雰囲気は
最高じゃないか!とあっという間に評価は急上昇。