2023年1月25日
マイルスの名盤「Kind of blue」に収録されている。素晴らしい名演
だと思う。だけど、この演奏が素晴らしいと思えるようになったのは、
このアルバムを初めて聴いてから20年以上時間が必要だった。
「Kind of blue」が名盤だとジャズを聴き始めた頃から知ってた。
名盤だったら、聴いてみよう!と思って聴いたけど、ロックからジャズを
聴くようになった自分には、静かすぎた。
あくまでも個人的な意見だけど、一般的な名盤って聴き手にとって名盤か
どうかは別問題。「Kind of blue」は確かに名盤。だけど、その素晴らしさ、
凄さがジャズを聴き始めの人に感じられるかどうか?それは無理だと思う。
名盤が名盤たる演奏であると認識するまで時間が必要。
一つの音楽のジャンルを新たに聴き進めるにああたって、入門盤という類の
ものは存在しない。いろんな作品の中で、聴きやすいか?というそれだけの
問題だと思う。聴きやすくても、アーティストがその作品を作り上げるまでの
時間を考えたら、気軽な気持ちでは聞くことはできない。
マイルスの「Kind of blue」は静かに演奏を味わうように聴くのが
正しい聴き方と思う。心を落ち着けて、各楽器の演奏に耳を傾ける。
そうやって聴くことによって、自分の気持ちも静かに穏やかになる。
ゆったりとした中で、一音一音を大切にした演奏。その演奏に耳を傾けて
みよう。
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