好きな音楽にまみれた男の日常

エレファント トーク

洋楽を聴き始めた頃、やはりプログレも聴いてみた。ピンクフロイドやキングクリムゾンね。
それで、「吹けよ風、呼べよ嵐」を知った。でクリムゾンは?っていうとなんだかいい
印象がない。アルバムジャケットも苦手。曲に関しては・・・・・・・。あまり聴いた記憶が
ない。「21st Century Schizoid Man」はもちろん聴いた。でも、どうしてこの曲の
ヴォーガルはこんな感じの音で収録されているんだろう?なんだかな・・・・・。そんな
ことを感じてしまうと苦手の方へどんどん流れていってしまった。

 最近だと、CDをレンタルしたり図書館で借りてヒョイっと聴いてみるんだけど、中学生や
高校生の頃はそう簡単には新しいジャンルの音楽を聴くことはできなかった。FMやAMラジオ
番組をチェックするのが主だったから。そんな時に、エイドリアン・ブリューがキング
クリムゾンに加入することを知ってで聴くようになった。そのきっかけが「エレファント
トーク」だった。

 エイドリアン・ブリューは彼がデビッド・ボウイのバンドでギターを弾いている姿が
印象的だったので記憶に残っていた。やはり、ペイントがいい雰囲気に落ちた
ストラトキャスターを弾いていたから記憶に残ってたんだろう。

 彼がキングクリムゾンに参加したんだったら、ちょっと興味がある。そんな時に
発表されたのが「ディシプリン」1981年 だった。17歳、まだ高校生の頃。
今になって考えると、まだまだエイドリアン・ブリューのギターの限界を突き詰めた
ような演奏に興味を持ったんだと思う。彼の演奏と対照的なロバート・フィリップの
座って演奏する姿。そして、スティックを演奏するトニー・レヴィン。まだ10代の
自分にとっては、それまでのクリムゾンとは違った印象をもったと思う。

何事もきっかけが必要だ。クリムゾンを聴くようになったっていう事もね。