好きな音楽にまみれた男の日常

チャーリー・パーカー 聴くきっかけ

 ジャズを真面目に聴き出したのは20代の半ばの頃だったかな?
入門書を探し、そこに紹介されているアーチストをかたっぱしから
聴いていった。そんなときにチャーリー・パーカーの名前を知ったの
かな?。それで、聴いてみた。でもね、なんだか苦手。ちょいとテンポが
速すぎ。

 でも、もう少し聴いてみようかな?パーカーって?と思って
映画「バード」を見た。なんじゃ!と。サントラも聴いてみた。
サントラの1曲目が「Lester Leaps In」。こりゃ速すぎ。せわしない。
映画だと静かに始まるのに、サントラだと最初っから超絶なスピード。

う〜ん、ちょっとダメ。マイルスは好きでもパーカーは苦手だな。
パーカーのソロのスピードがね。そんな自分のパーカーに対しての
考え方をガラッと変えたのが、菊地成孔さんの粋な夜電波で
「Dean Benedetti Recordings」を聴いてから。この作品はパーカーの
ソロだけを録音したCDでいうと7枚組みのもの。どこから聴いてもパーカーの
ソロだけ。録音は1947-48年。今から60年以上前。音もピチピチいっているん
だけど、そんなの関係ない。玉手箱だよ、って記事を過去書いている。

「バード」だとものすごい速さでの演奏が耳に残っているんだけど、
この7枚組みを聴いてみると、早いのもある。けどね、歌心っていう
のかな?素敵なメロディを演奏しているんだよ。早くなくてもね。
早くなくても素敵な演奏があるじゃん!と思ってパーカーの作品を
ちょいと聴いてみようかな?と思った。