好きな音楽にまみれた男の日常

70年代マイルスは今では好きだけど。。

「70年代のエレクトリックマイルスはかっこいい!」と、今では

言える。けど、マイルスを聴き始めた頃は苦手だった。曲の切れ目がない

演奏が特に苦手。活動休止前の切れ目なくだーっと演奏する時代ね。

名作と言われる「アガルタ」

「パンゲア」なんて長くてダメ。怪しい感じで音とリズムの

洪水ってのは好き。だから曲の長さから考えて「ダークメイガス」はいい。

そう感じていた。

冷静に考えると苦手だっていいはず。聴きたくなければ聴かなきゃ

いいんだから。でも、マイルスを聴かずしてジャズを聴いてます!とは

言えない。81年の新宿西口での復活ライブをテレビで見たのが最初。

基本的にマイルスはエレクトリックと思っていた。マイルスは遡って

聴いた。アコスティックの

一曲を切れ目なく演奏するスタイルに慣れたきっかけは、Date Course

Pentagon〜の存在。菊地成孔さんのお名前は、2005年7月に情熱大陸で

放送される少し前に雑誌で知った。その後、テレビを見て興味をもって、

聴くようになった。基本的に一曲が長いのが苦手だった。どれだけ集中力を

維持していられるか!って考えるのが嫌だなのだ。

「聴く前から曲の長さが気になってしまう」状態。ライブだったら、「次の

一音」に注意を集中して聴くのがベストだろう。DATE COURSE〜が活動再

開後の豪雨の野音でのライブが2010年10月9日だった。

 あの時の演奏は「曲」という概念(大袈裟な言い方)をぶち壊した

演奏で聴いてて非常に面白かった。少し経ってから、その時のライブ

音源を入手。それは今でも繰り返して聴く。あれはスリリング。その後、

数回DATE COURSE〜のライブに参加。そうすると面白いもんで長時間の

奏を聴く体力っていうのか、集中力っていうのか?そういう類のものって

鍛えなきゃダメだと思う。DATE〜を聴いたのち、今まで敬遠していた

「アガルタ」や「パンゲア」はすーっと聴けるようになった。そうなると、

70年代のマイルスは苦手じゃなくなった。最近ではSelim Slive

Elementzのライブが好きだな。次に誰がどんな演奏をして、それに反応して

どんな方向に演奏が進んでゆくのか楽しみで、ライブを見ていて楽しい。