好きな音楽にまみれた男の日常

MOCAMBO SESSION

きちんと再発をして欲しい。何か大人の事情なのかな?

個人的には、エイ!と思って購入した。これ、実際の音を聴いてかなかったら

買わなかったと思う。ほぼ毎回参加している、小川陸夫さんの音楽ゼミナールで

この音を聴いた。とにかく理屈じゃない。うっわ!この演奏は本当に日本人

なのか!?とほんと驚いた。昭和29年にこんなぶっ飛んだ演奏を日本でして

いたんだ!

 そんな風にMOCAMBO SESSIONのCDを聴いて思う。このsessionは1954年

7月27〜28日に横浜の伊勢佐木町「モカンボ」におけるセッション。

演奏者の名前がCDの帯(この場合は、帯でいいのかな?)に書かれている。

細かな名前をしらなくても、秋吉敏子さんと渡辺貞夫さんのお名前は

知っているだろう。

1954年というと昭和29年。パーカーとディジーのタウンホールでの共演が

1945年。パーカーが亡くなったのが、1955年3月。パーカーが亡くなる前年。

バド・パウエルの「The amazing Bud Powell Vol.2」が1953年。

マイルスの作品だと「ウォーキン」が発表されたのが1954年。そんな時期に、

日本で唖然とするような(言葉の響きは良くないが)素晴らしい演奏をして

いたんだ!とそれだけで驚く。このアルバム。