2023年1月25日
渡辺貞夫さんを知ったのは、1978年の「カリフォルニアシャワー」から。
1964年生まれの私が14歳の時の作品。1978年というと巷ではフュージョン
ブームで賑やかだった時代。その頃、ギターが大好きだったから高中正義さんや
CASIOPEAは聴いていた。管楽器は聴かなかったな。
その当時、自然と耳に入ってくる渡辺貞夫さんの曲は聴いていたけど、
アルバムは買わなかった。それから年月は経過、ジャズを聴くようになった。
それでも、なんでだかあまり聴かず。小川隆夫さんのFM番組で渡辺さんの
インタビューが放送され、初期の作品に興味をもった。お名前は知っていても
自分が知っているのは70年台後半の作品だけ。以前はどんなアルバムを製作
されてきたのか?と。その後、音楽ゼミナールでも初期の作品を聴く機会が
あって、興味&関心倍増!で入手したのがこの作品。
1961年の録音。渡辺さんが1933年のお生まれだから、28歳の演奏が収録。
自分が渡辺さんを聴き始めたのは、いわゆるフュージョン時期の貞夫さん。
ベースはあくまでもエレキベースの時代ね。そうか初期はこういう演奏を
されていたんだ!と非常に新鮮。だって、パーカーの曲も演奏されているん
だからね、ドキドキするよ。こうやって、初期の演奏を聴くと人間の歴史を
感じる。過去があって、今がある。人に歴史ありである。
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