好きな音楽にまみれた男の日常

パット・メセニーの魅力って

Stone Free: A Tribute To Jimi Hendrixというアルバムに収録されている。
「Third Stone From The Sun」誰が演奏しているのか!というとパット・メセニー。
ジミヘンの曲をパット・メセニーが!?と思ってしまう。
パット・メセニーのいつもの音でジミヘンの曲を料理しているってわけじゃない。
そこは変えている。でね、これは同姓同名の方が演奏していても
分からないような気がする。

自分の色を綺麗に消して演奏しているように聞こえる。
自分の色を消して演奏しているってことを考えると、パット・メセニーには
「Zero Tolerance For Silence」というアルバムがある。
発売当時即購入し、どんな爽やかな音色のギターを聴きことができるだろうか?と
ワクワクしてスタートボタンを押して聴こえてきたのは、めちゃくちゃに歪んだ音。
その多重録音だから唖然呆然って感じで1曲目を全部聴かないで買ったことを後悔。
手放した。

その後だいぶ時間が経過。そういえばもう一度聴きたいと思って再度アマゾンで購入。
落ち着いて聴く。うむ、悪くない。なぜこのアルバムを作りたかったんだろうか?
パット・メセニー遠いうと爽やかな音色、歪んでいないギターの音色という印象が
強い。そんな先入観をぶち壊す!って感じだろうか?あえてギター1本の多重録音で
それを成し遂げた!っていう感じだろうか?

パット・メセニーを聴いていて面白いのは引き出しがいっぱいあるところ。
ソロギターでもループを駆使した演奏もあり、オーケストラリオンもある。
ベースとのDUOの作品もある(ギターどうしのDUO作品もある)。自身のグループも。
ぜーんぶ違う。あくまでも挑戦者なのかな?様々な編制での作品を残したり
ライブ活動をしている。引き出しが素晴らしく多いのが、彼の魅力だな。

あの素敵な笑顔の裏側には、数多くの音楽のアイディアがあるんだろう。
絶対彼の動きをフォローしなくては!と思う、。